自分でストーブを取り付ける場合、一番間違いやすいのが煙突。
壁から外へ出して終わりだったり、室内で5〜6mも横引きしてあったり…。
煙突の役目をよく理解して煙突設計、そして取付けましょう。
予算的にもストーブと同等、あるいはそれ以上と考えてください。ストーブが少々小さくても煙突はストーブと同等の耐用年数となる材質でお選びください。ストーブの買い替えは簡単ですが、煙突は工事が必要です。
煙突はストーブ(暖炉)本体を含めた"燃焼システム"の重要な部品です。その役割は、排煙ですが、重要なのはドラフト(上昇気流)を得ることです。 どんなによいストーブでもドラフトが弱ければ、ちょっとした風の日でも着火が上手くいかず、ストーブを簡単に使うことができません。
ドラフトとは、暖まった空気(煙)が軽くなって上昇する事によりおこるもの。外部に出た煙突が外気で冷やされればドラフトは低下し、冷やされた煙は、結露・固化してススと木酢液に分離し、煙突にはススが付着します。ちなみにシングル煙突で施工すると、湿った薪を燃した場合、1日約1リットル以上の水が出た例があります。
煙突はストーブ本体、建物構造、屋根形状・材質、周囲の風の流れ等、様々な要素に建築基準法、消防法などの法規制、安全性、雪対策、メンテナンス性などを加味して設計します。
基本的には曲がりなしで高さ4m以上、横引きする場合は横引き1m以下で高さ5m以上、横引:高さは1:4が目安です。煙突径はストーブに対応したもの、風の強い場所では、煙突トップの形状も重要です。
室内にカロリーを得ること、煙突掃除等のメンテナンス、煙突部材費等から、屋根抜きがベストです。
*煙突には、煙突設計割付図を添えて出荷いたします。
ストーブや暖炉といった燃焼機器の性能を最大限に引出すには、煙突を通って排出される煙の温度(排気温度)を高温に保つことが最も重要です。断熱煙突は高価ですが、安全性のほか、機能面(保温性)からも欠かせない部材です。
排気温度が高温であれば、煙がスムーズに排出されて出力や熱効率も良く、煙突内部に煙の不純物(スス、タール等)が付着しにくいので、メンテナンスも容易です。排気温度を高温に保つ断熱性能の良い煙突は、内部では高温を保ち、外部は熱を遮断して安全性を確保しています。煙突にも有効で安定したドラフト(上昇気流)と、煙道火災などを防ぐ安全対策にも十分な性能が求められます。高性能の燃焼機器には高レベルでつり合う煙突が必要です。
二重断熱煙突は、こうした煙突に求められる性能をすべて満たした高品位の煙突です。二重断熱煙突は、高いレベルでストーブや暖炉の性能を安定して引出します。 二重断熱煙突を使うことによって、安全で快適なストーブライフを何十年もおくりつづけることができます。
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